地球から始まった人類は月、火星、木製へと拡散していき、ついには太陽系全域までその勢力を広げていった。
そして運命の2137年、太陽から全てが始まった。
ゲドゥルト・フェノメーン
太陽から地球の公転軌道に対してほぼ水平に噴出した巨大フレア、高温と高重力渦巻くその内部構造は80年以上経ったいまでも謎のままだ。
太陽系、ゲドゥルトによって活動範囲を限定された空間。
俺たちは今、ここにいる。
2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは、何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。
しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋方航宙潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。
教官達は全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。
なぜか彼らは、自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い続ける。
閉鎖された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡って、少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。
子供なのにみんな感情表現がうまく、大人でも言葉で表せない感情を言葉に表し、極限状態に置かれた中で各キャラクターがそれぞれ、行動で表現しています。そして、それによってもたらす衝突は生々しくあり、夕方6時に放送されていたアニメとは思えない内容で、見ていると気持ちが沈んでしまうかもしれません。
このアニメの声優が感情移入しすぎて、おかしくなったという噂もあります。
逆を言えば、それだけインパクトがある作品とも言え、見る価値は十分にあると思います。